本文へスキップ

アラサーの退職手続実体験は時系列で退職の追体験ができる、退職前、退職時、退職後の解説サイトです。

スマホで見ている人はを押すと
メニューバーが出てきます。

挨拶回りと書類受け取り

挨拶回りと書類受け取り

アラサーの退職手続き実体験退職時の手続き>挨拶回りと書類受け取り

有給休暇を消化して、最後の最後に会社に出勤して
挨拶回りと必要な書類を受け取ります。

この日で完全に雇用関係が無くなります。



~~~~~~~

挨拶回り

最後にお世話になった人達に挨拶します。
服装はいつも通りのスーツ姿で行きましょう。

時間帯は人事の方から書類の受取の時間を指定されると思いますので、
それの前後くらいに挨拶回りする時間を自分で設ければいいと思います。

基本的には
・取締役
・各部の部長
に挨拶をします。

親しい間柄の人でなくても、
この偉い人達へのあいさつというのは形式的にでも無理矢理行います。
それが挨拶回りというものです。


そこらへんの偉い人の挨拶が終わったら、
個人的に挨拶したい人にあいさつしていくといいでしょう。
偉い人の前に他の人に挨拶に行くと失礼に当たるので、必ず偉い人からまわります。

部長→そこの部にいる親しい人達に挨拶

という流れでもいいです。


挨拶回りは強制ではないので、行きたくない人は行かなくてもいいでしょう。
形式的なものです。
終わりよければ全て良しという感じです。

私も本当は挨拶回りをしない予定でしたが、
会社に着くと挨拶回りすべきだなという気持ちになり、
実際には挨拶周りをしました。
そして、やっぱり挨拶周りに行って良かったなぁと思いました。
それはまた下の実体験の項目で詳しく書きます。



挨拶って具体的にどんなこと言うんだ!とわからない人もいると思うので
下に例を書いておきます。

=============

すいません、今少しお時間よろしいですか?
本日で正式に退職することになりましたので、最後にご挨拶に参りました。
長い期間色々お世話になりました。
ありがとうございました。

一礼

=============

これでおしまいです。
これは一番淡白な感じの例です。
相手の人とあまり仕事しなかった場合の例です。




淡白じゃないバージョン

=============
すいません、今少しお時間よろしいですか?
本日で正式に退職することになりましたので、最後にご挨拶に参りました。
○○部長には色々助けて頂いて育ててもらったのに本当に申し訳ないです。

~相手から次に何をするのか?とかの雑談が入る~

本当にお世話になりました。
ありがとうございました。
また、なにかあったらその時はよろしくお願いします。
==============


大体こんな感じですかね。
相手に聞かれる前にこちらから今後何をするか決まっていれば言ってもいいと思います。
あとは過去に一緒にした仕事を振り返ってその思い出話で笑いあっても良いと思います。


辞めるからって別に重苦しく話す必要もなく、
明るく笑いながら雑談してお別れを言うのもスマートなやり方です。


特にやりたいことがあって辞める場合などは、
その未来に対して前向きな輝く姿を見せてあげれば、
送り出す側も気持ちよく送り出せます。



あとは親しい人にあいさつすればおしまいです。
親しい人は心から勝手に言う言葉が出てくると思うので、
ここで例を挙げること自体がおかしいので挙げません。



同期とか仲が良い人がいる場合は、
その日、あるいは後日に飲み会を開いてくれるとかあると思いますが、
そこらへんは各々で勝手に調整して下さい。


人事からの書類受取

挨拶回りが終わった後、
あるいは挨拶回りをする前に人事の人から以下の書類を受け取ります。
個々の説明はあとでしますので、
ざっと画像付きで、どういうものを受け取るか確認してください。

・年金手帳 → 「年金の手続き」で使用します。




・厚生年金基金加入員証 → 「厚生年金の手続き」で使用します。



・被保険者等資格喪失証明書 → 「健康保険の手続き」で使用します。




・雇用保険被保険者証 → 将来使用します。




・有給休暇消化中の給料明細 → 他の給与明細と同等です。いつか使う。




・退職一時金計算書 → いつか使う。




・退職金の源泉徴収表 → 「厚生年金の手続き」で使用します。




・退職証明書 → 「年金の手続き」で使用します。



色々あるので少し混乱しますが、
全て退職してから使用するとても大切な書類ですので、
無くさないようにしっかり受け取っておきましょう。


この書類を渡されるときに、
どうやって使用するものなのかという説明を受けながら書類を受け取ると思うので、
会議室で1時間くらい説明を受けながら書類の受け取りになると思います。


私の会社では仲の良かった人事の先輩に久しぶりに笑いながらやりとりをしましたが、
会社によってはそこまで丁寧に説明してくれないかもしれないですね。


ここでも個々について解説しましょう。


・年金手帳

年金手帳は将来の自分が年金を受け取れる証明になる非常に大切な物です。
年金手帳は入社時に自分の方から人事に提出していました。
覚えてますかね?

年金を支払ったことを記録するとても大切な手帳なので、
会社の方で無くさないように大切に保管していたのです。

退職時にその年金手帳を返してくれるので無くさないように大切に受け取ります。
会社に入っている間は、厚生年金という年金に入っていましたが、
会社を辞めた後は、どこにも属していない個人になるので、
国民年金への切り替えが必要になります。

その
国民年金へ切り替えを行う時に必要な資料になるので、
保管はしっかり行っておいて下さい。

国民年金を手続する市役所の職員の人が手帳内の基礎年金番号を確認するのに使います。

この基礎年金番号は「一生同じこの番号」を使用します。
国民年金への手続きは「年金の手続き」のページで個別に詳しく解説します。





・厚生年金基金加入員証

会社によってはどこかの厚生年金基金という団体に加盟して、
厚生年金を積み立てています。
厚生年金に加盟していない会社もあるので、これはまちまちです。

私の場合は画像の通り、日本産業機械工業厚生年金基金という団体に
会社が加盟していたので、そこの厚生年金を私は積み立てていました。

その積み立てた証明になるのがこのチケット状の書類です。

この加入員証に書かれた加入番号に
私が厚生年金をいつからいつまで支払った情報が残ります。
なので、今後何かを請求するときにこの番号を連絡すれば情報が出てきます。

当然基礎年金として、老後にもらえるお金も出てくるので、
老後まで保有しておく大変重要な書類です。

老後にトラブルがあって支払われないとかあったら、
この書類が無いと証明できませんので、大切に保管して下さい。

この加入員番号は年金手帳のものと同じく
「一生変わらない番号」です。

退職後に厚生年金とすぐにやりとりを行うのですが、
その時に早速これが必要になります。

手続きの方は「厚生年金の手続き」のページで解説しますが、
とりあえずはこのまま下に読み進めていって大丈夫です。





・被保険者等資格喪失証明書

会社で入っていた健康保険から自分が脱退したことを証明する書類。
書式は会社によって変わると思いますが、
私の場合は上のような書式でA4の紙でした。

世の中に色々な健康保険組合が存在しますので、
会社で加入している組合の名称が書かれます。

手続き的には、
民間の保険組合

国の運営する「国民健康保険」に加入

をしたいのです。

国民健康保険に加入する際に、
過去の保険組合を脱退したことを市の職員に公的に証明します。
詳しくは「健康保険の手続き」のページで実体験を交えて解説します



・雇用保険被保険者証


上記の小切手状の大きさの紙は、
雇用保険に入っていたことを証明する紙です。

紙には被保険者番号が書いてあり、
その番号を照合すれば自分の雇用保険の情報がわかるようになっています。
例えば、いつからいつまで雇用保険に加入していた時期があるか等わかります。
今後何かあれば、これが雇用保険に自分が入っていた証明になるので大切に保管します。

ただし、会社を辞めてからすぐに使用する書類ではないので、
保存しておしまいです。

裏面にはこの紙の存在意義が書いてあります。
再就職先で雇用保険が新たに付与されるときは、
これを勤務先に提出する必要があります。




・有給休暇消化中の給料明細

有給休暇消化の期間で1ヵ月くらい休んだと思いますが、
その時に出た給与明細をもらいます。

これはみなさんが普段毎月もらっていた給与明細そのものです。
みなさんがいつも保存しているか捨てているかは知りませんが、
今までと同じように処理しておしまいです。



・退職一時金計算書

退職金の支払いの明細です。
書式は会社によって変わりますが、
私の場合は上の画像のようなA4の紙でした。

確定申告時にはこれを見せるかもしれないです。



・退職金の源泉徴収表

退職金の源泉徴収票です。
私が渡されたものは、源泉徴収がされていないので、
これは確定申告でのちのち自分で申告をしないといけないかもしれません。

また、厚生年金基金に退職一時金を請求する際に使用します。

これらの書類は次の段階であるメニューバーの
退職後の手続き」 のところで使用する書類を含みますので
大切に保管しておいて下さい。


また、これらとは別に後日に
離職票という重要な書類も送付されますが、
それは「離職票の送付」のページで解説します。


私の場合の挨拶回りと書類受取の実体験

私の場合は10月20付けで正式に退職ということで、
その日に最後に会社に出勤して挨拶回りをしておしまいという流れです。

そして、この最後の日に退職後に使う書類を人事の方から受け取ります。

最後に退職の挨拶回りがあると思うのですが、
私の場合は問題を起こして辞める人間なので、
各方面の方々に会わす顔などありませんので挨拶回りはしないことにしました。


部長はどうするかは任せると言っていましたが、
とても会わせる顔がありません。


でも、表面上の形式的な挨拶回りではなく、
本当にお世話になった人は有給休暇消化前に個人的に挨拶しておきました。



とりあえず人事から書類を受け取るために会社に「私服」で行きました。
挨拶回りはしない予定だったし、
書類を受け取ったあとは、東京で予定があったからです。



人事の女の先輩に会って会議室に入って、
さっき見せた画像とその使用用途の説明を1時間受けました。
この人とは仲が良かったため、談笑しながら説明を受けました。



会議室から出ると、廊下で会社の人とめちゃくちゃすれ違うので
まあ会話する感じになりますよね。



辞令で数日前に10月20日に辞めることは発表されているので、
なんで辞めるのかとかみんな聞いてきますよね。



それで何人か話しているうちに
「あれ、これ挨拶回りしないといけないかもな」
と思い始めました。



こっそり部長のところに行くと
「やっぱり挨拶回りした方が良いよ。上着貸すからそれ着て挨拶に行こう」
と言われ、挨拶回りをすることになりました。



私の場合は、
親しい上司には辞めるまでに至った経緯と
これから何をするかを具体的に話しました。



あとは応援してる後輩達には
「がんばれよ!」
って言ってケツ叩いてまわりました(笑)



挨拶回りと書類受取がお昼くらいに終わったので、
仲の良い上司と最後は入ったことないけど
うまそうな定食屋に入ってごはんを食べました。

これが最後の晩餐です。
うまい店だったので、新しいことに挑戦すると良いことがあるというのが、
これからの自分を応援しているような気持ちにさせてくれました。



良い退職理由ではないので、
退職時の飲み会みたいなのも開かれることはありません。



また、元々会社の中ではあまり深い友好関係を作らないで自分の時間を多く作り、
将来に向けた勉強だとか将来に向けての活動を行ってきた人間なので、
今更「自分を送り出す会」みたいなのをやられても困ります。
(その勉強の結果の1つに、このホームページを作れる能力だったりします)



今の私は勉強とかもある程度終了して心の余裕も生まれてきてますので、
今度働くときは人間関係を重視した働き方をしてみようかなと思っています。


~~~~~~~

その他退職時に必要な内容は
退職時の手続き」のページに戻って参照して下さい。


バナースペース

その他に参考にしたいサイト