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厚生年金の手続き

厚生年金の手続きの概要

アラサーの退職手続き実体験退職後の手続き>厚生年金の手続き


会社を辞めた際に厚生年金基金から
もらえるお金をどうするかを選択する手続きがあります。


つまりは退職時にその時点で一括でまとまったお金をもらうのか、
あるいは、加算年金として将来にもらえるお金に金額をプラスするのかを選択します。


しかし2016年の今、
厚生年金基金が財源を維持できずに解散し、
国に全て受け渡すという手続きの真っ最中なので、
今後は厚生年金に加盟している会社の方が世の中で少なくなる、
あるいは無くなる可能性があります。

よって、今後はこのページに該当する人はかなり居なくなるでしょう。


~~~~~~~


厚生年金の手続きの具体的な内容

会社を辞めると後日、
会社が入っていた厚生年金基金から封筒が届きます。


その封筒の中には、
厚生年金基金からの退職金として現時点でまとまったお金を受け取るか、
将来の年金に加算する加算年金を選択するか、
を選択する書類が入っています。


厚生年金基金からの退職金なので、
自分が勤めている会社からの退職金とは別にお金が出るということです。

思わぬ臨時報酬かも。


ただし、若手の人はほとんどの場合、
退職金しか選択できません。




というのも、
厚生年金基金では大体の場合、
10年以上厚生年金を支払い続けた人にのみ、
加算年金を選択する権利を許しているルールになっているからです。


もし、自分が10年以上厚生年金を払っているなら
加算年金を選択できると覚えればいいでしょう。


またこのルールも加盟している厚生年金基金によってルールが違うので、
会社の厚生年金基金の制度を人事に聞いておきましょう。
(こちらから聞く前に説明してくれると思いますが)



私の会社の場合は次のような制度(ルール)になっていました。

1. 加入期間が1ヵ月以上3年未満→基礎年金だけもらえる。
 退職金も加算年金ももらえない。

2. 加入期間が3年以上15年未満→基礎年金+退職金がもらえる。

3. 加入期間が15年以上→基礎年金+退職金or加算年金を選択できる。


私は会社に9年半勤めていたので、
2番に該当しました。

多分みなさんも大体は2番のような条件に合致すると思います。


加算年金を選択できるのは、
中年~老年の方のみってことですね。



なので、
厚生年金基金に
「私は退職金を受け取ります」
という書類を返送します。


書類や返信用の封筒は全て厚生年金基金から送られてきた封筒の中に入っているので、
まあその中身を確認して書類に目を通して必要事項を記入して返送するだけです。



後日、返送した内容に基づいて退職金が振り込まれて
全ての手続きがおしまいです。


あとは下の実体験の方を見てもらえればイメージがつきやすいと思います。



私の厚生年金の手続きの実体験

10月20日退職してから少しすると、
厚生年金基金から予定通り封筒が届きました。

一応、私の退職した会社は製造業の会社が多く加盟している、
日本産業機械工業厚生年金基金というところです。

かなり財源も豊富で巨大な団体らしいですが、
それでも今後を考えると基金の解体を現在始めていて、
国に委託している最中です。

つまり数年後にはこの巨大な基金もこの世から消滅するということです。


中を開けると以下のようなものが入っていました。

・返信用封筒
・手続きの基本的なガイドブック
・退職金を選択する手続き方法の紙
・今後、国へ制度を引き渡す説明の紙




ガイドブックと退職金を選択する手続き方法の紙を見ながら、
返信する資料を用意しました。


・退職一時金裁定請求書

これはつまり「私は退職金を現時点で受け取りますよ」という意思を表す書類です。
厚生年金基金の加入番号(あとで説明します)と、
退職金を振り込む口座を記載します。



・退職金を振り込む口座の証明となるもの
裁定請求書に記載した口座を証明します。
これは通帳のコピーを取りました。





・厚生年金基金加入員証

挨拶回りと書類受取」のページで、
退職日当日に人事から受け取る書類ということで紹介しました。

裁定請求書に記載した加入員番号を証明するために、
この書類もいっしょに送付します。

これについては原本を送付するように指示がありました。
確認が取れたら後日返送すると説明の紙に書いてありました。




・会社から出た退職金の源泉徴収票

これも「挨拶回りと書類受取」のページで、
退職日当日に人事から受け取る書類ということで紹介しました。
ここで使用することになります。
これもコピーを取りました。


・退職所得申告書

これは税務署が定める書式の用紙の税金の申告書です。
退職金を受け取る時に厚生年金基金の方で合わせて納税の処理を行ってくれると思うので、これも記入して一緒に送付します。

そういう意味で、会社から出た退職金があれば
厚生年金基金から出た退職金と合わせて納税の処理をしてくれるということで、
一個前の会社からの退職金の源泉徴収の紙も送付になります。




上記の全ての資料をクリップでまとめて返信用封筒に入れます。

封筒の「行」を「御中」に変えてから送付します。

一応常識ですが、
「御中」は団体に送り返すときにつける名称で、
個人あてに送り返すときは「様」をつけて送り返しますよね。

切手は基金の方で払ってくれるマークがついているので、
そのまま郵便ポストに投函します。
投函したのは11月17日でした。



1か月後



12月17日に基金の方から返信がありました。

封筒を出してからちょうど丸々1か月後に届きました。



中身を見ると厚生年金基金加入員証の返送と、
退職金が無事に振り込まれましたという
退職一時金裁定通知書というものが入ってました。

9年6か月加入していて、金額は92600円でした。

会社の退職金とは別に厚生年金基金から出た退職金なので、
当初は会社からの退職金だけしかもらえないと思っていたので、
なかなかありがたい金額です。


これで厚生年金の手続きは全て終わりです!


~~~~~~~

その他に退職後に必要な手続きは
退職後の手続き」のページに戻って
しっかり確認してください。


バナースペース

その他に参考にしたいサイト