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失業保険の申請

失業保険の申請

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失業保険の給付を受けるには、
まずは自分が会社を辞めたという事実を
ハローワークに報告しないことには始まりません。


その失業保険の申請の内容を
実体験と共に紹介します。



~~~~~~~

失業保険の申請の具体的な内容

失業保険を受け取るには、
まずは自分自身が会社を辞めて仕事をしていないことを
公共職業安定所、通称ハローワークに
報告しないことには何も始まりません。



手続きを行う場所
自分の住んでいる市区町村の公共職業安定所で手続きを行います。
例えば、東京の品川区に住んでいる人は品川公共職業安定所で手続きを行います。
通称はハローワークなので、品川ハローワークで検索しても情報が出てきます。



必要な持ち物
・離職票-1
・離職票-2
・印鑑
・個人番号がわかるもの(マイナンバーのこと)
・写真2枚(縦3cm×横2.5cmの証明写真)
・本人名義の普通預金通帳

上の6つが必要です。


離職票-1と離職票-2は退職後1週間くらいで辞めた会社から送付されてきます。
そのことについては「離職票の送付」のページで解説しましたので
再度確認したい人は確認してください。


それらの書類を持ってハローワークに行きます。



ハローワークの一番正面にある総合受付というところで、
会社を辞めたことを受付の人に伝えると、
手続きの指示をされるので、それに従って手続きを進めます。



ハローワークに来たということは、
会社を辞めて次の職を1秒でも早く探しに来たという状態と
全ての人がみなされます。



その日のうちにハローワークの機械の中に
1秒でも職に就きたい人として自分が登録されます。
登録の際には、自分が就職したい職種など具体的に方向性を聞かれたりしますので、
何か方向性が決まっていればそこで相談しましょう。


そして、ハローワークカードというものが交付されるので受け取ります。



ハローワークカードは今後ハローワークに来た時に
手続きを迅速にするための自分の証明書なので
ハローワークに行く時は必ず持参するようになります。



ハローワークの登録の手続きが終わると、
失業保険の申請が出来るようになります。


失業保険は働く意思があるのに働けない人に給付されるものなので、
まずはハローワークに働きたい人であることを登録しないと
失業保険の申請に移れないのです。



失業保険の申請の窓口に行って窓口で
離職票を提出して手続きをすると、
失業保険の給付の手続きに入れます。

給付には以下のようなルールがあります。


給付日数
雇用保険加入期間が
10年未満→90日間(3ヵ月)の給付
10年以上20年未満→120日間(4か月)の給付
20年以上→150日間(5か月)の給付


また、
退職日の翌日から1年間が受給期間ですので、
1年を超えると給付日数が残っていても支給が打ち切られるので、
退職後は早めに手続きをして下さい。


給付金額
賃金日額(退職前6か月間の賃金の合計÷180)の
50%~80%くらいが給付されます。

この%は年齢によって変化します。
当然年齢が高くなる方が再就職が難しくなるので、
%は大きくなっていきます。

あとの実体験で紹介しますが、
私の場合
62%でした。


支給開始日
・解雇(リストラ)、定年退職、契約期間満了等
求職の申し込みをして離職票を提出して7日間経過後に支給が開始されます。
(外的要因で自分の意思に関係なく、会社を辞めた場合はすぐに支給されます)

・自己都合退職、懲戒解雇等
求職の申し込みをして離職票を提出して7日間+3か月経過後に支給が開始されます。
(自分の責任で会社を辞めた場合、給付は3ヵ月待ちます)



その他早期に再就職した場合、手当が出たり等の制度もありますが、
みなさんにとって重要な情報は上記のものになりますので、
これで給付のルールは以上です。
(あとの細かい制度は実際にハローワークで説明を受けて下さい)


これらのルールに基づいて失業保険が給付されていきますが、
仕事を探しているが見つからない人が給付の対象になっているので、
就職活動をした実績を月に1回ハローワークに行って申告しないといけません。


月に1回申告する際に、
失業認定申告書と雇用保険受給資格者証が必要になります。
失業認定申告書はこの申請の最後に、
雇用保険受給者資格者証は、次回の雇用保険講習会で受け取れます。
とても大切な書類なので無くさないようにしましょう。


とりあえずは下記の写真付きの実体験の方を見てもらえれば、
今説明した内容のイメージがつくと思います。


失業保険の申請の私の実体験

会社を退職してから2週間後くらいに
離職票が届いたので、さっき紹介した持ち物を持って
ハローワークに行って申請することにしました。

これが離職票ですね。

離職票-1




離職票-2

再度言いますが離職票については
離職票の送付」のページを参照して下さい。



はい、ハローワークに着きました。




中に入ったが、何をしていいかよくわからないなぁ。




横の電子掲示板みたいのを見ると、
どうやら総合受付に行けばいいみたいだ。




入口を入ったとこのすぐの場所が総合受付だったので、
「あの~私会社を辞めて離職票を持ってここに来たんですけど、どうしたらいいんですか?」
と言うと、手続きの方法を丁寧に教えてくれた。




とりわけまずはこれを記入するように言われた。

適した仕事があれば「就職できる」を選択しておかないと、
就職の意思が無いと判断されて失業保険が給付されないので、
就職できるにしておきましょう。



人によっては色々な事情があると思うので、
現時点では就職の意思が無いけど、
給付は受けたいという人もいると思うので、
わりとそういうことを意識して内容は書いていきたいと思います。
(例えば、親の介護をするために働けないけど給付が欲しいとか)



あとは、ハローワークの機械に
1秒でも早く就職したい人として自分の情報を読み込ませるので、
機械で処理するためのシートの記入をします。

自分の個人情報と、
前に働いていた会社の情報と、
そこで何をして何年働いていたかを記入します。

私は、
工事現場監督
フォークリフト資材管理
経理
総務
をやったので、そのまま素直に書きました。
本職は日商簿記1級を持っているので経理です。

そして、この時に縦3cm×2cmの証明写真を渡しました。



記入が終わると、整理券を配られて青い席で待ちます。

目の前の掲示板に自分の番号が表示されたら
矢印の方向のとなりの座席に移動するという感じでした。


私は308番の整理券でした。




今日1日の流れが記載されたA4の紙をもらいました。
基本的にこんな感じで非常にわかりやすい感じで現地で説明してくれるので、
何も心配する必要は無いのです。


順番が来ました。



となりの座席に行くと、
ハローワークの職員との面談になります。


さっき記入したアンケートに従って、
職員がどういう職に就きたいかなどを聞きながら、
ハローワークの機械に自分の就職の意思の内容を入力していきます。



ハローワークの職員は、
「1秒でも早く就職したい人」という認識で
こちらに話しかけてきますので、
現時点で就職する気はないけど、
給付を受けたい人は適当に話を合わせて下さい。


またこの場面でも直接
「ハローワークが適した就職先を提示した場合は、就職できますか?」
と聞いてくるので必ずYESを言わないと
就職の意思が無いと判断されて
失業保険を受け取れないので覚えておいて下さい。



私は私が考えている方針の通り、
伝統工芸品を作る職人仕事みたいなものがあれば
ぜひ就職したいと伝えておきました。



面談が終わるとハローワークカードという、
機械に入力した内容を照合できる個人のカードを渡されました。

今後基本的にハローワークに行く時には
これを持って行く必要があります。
ハガキサイズです。



このファイルを持って2階に行けと言われました。

1階はハローワークに就職の意思があることの確認と登録で、
2階では失業保険の申請の手続きを行うようです。



2階に行き、指示通り青い箱にファイルを入れて待ちます。

15分くらい待ったら呼ばれました。
そこそこ待ちました。


ここで持参した通帳を出して、
失業保険の振込先が本人の口座か間違えが無いかを確認していました。


そして失業保険の申請が受理されて終わりました。
失業認定申告書というものを受け取りました。



失業認定申告書です。

この書類が重要で、
自分が行った活動を記入して
次回の認定日にハローワークに提出するものです。

次の認定日までの1ヵ月の間に
・1日だけのアルバイトみたいなのをしてお金を稼いだか
・就職活動をどこでしたか

を記載する必要があります。


1日だけのアルバイトみたいなのをした場合は、
「稼いだ分の金額は失業保険からいらないよね?」
という考えになり失業保険の給付額から差し引かれることになります。


就職の意思がある人に失業保険は給付されるので、
1ヵ月の間に就職活動した内容を記載する欄があります。


嘘を書いても基本的にはわかりませんが、
ハローワーク側でも当然抜き打ち検査はやっていて、
その検査で嘘がバレた場合は、
失業保険の全額返還と、
失業保険で給付した3倍の金額の罰則金の支払などあります。



まあ、真面目にやっておけば何も問題は無いですね。



そして、しおりをもらいました。

このしおりに失業保険のルールが全て記載されているのと、
表紙を見ればわかるとおり、
今後の自分が行くべき場所と日時が書いてあります。


とりわけ雇用保険説明会を受けて、
その後に初回認定日にハローワークに行けば良いようです。


まずは雇用保険説明会に向かいました。
それについては「雇用保険説明会」のページで解説します。


これで失業保険の申請については全て終了です!


~~~~~~~

失業保険の手続きは
失業保険の手続き」のページで
全て時系列で解説しているので
気になるところは確認してしてください。


バナースペース

その他に参考にしたいサイト